

「今建っているものが老朽化したので、新しく観音様の祠を造ってほしい」 というお話をいただき、制作しました。 少し離れた三重県から、ホームページをご覧になってのご依頼でした。
大きさは屋根まであわせて、高さ1,820mm×幅1,650mm
・屋根はてりをつけ、銅板葺きに(以前は瓦)
・祠のバランスをよくするよう、前に2本柱をたて向拝(こうはい) をつけました
・扉は観音開きにし、かんぬきをつけました
・破風に装飾プラス、見た目のバランスのいいよう、彫りも入れました (棟梁のこだわり?)
・木は、水に強く、腐りづらいヒバ材を使用
造り始める前に一度三重を訪ね、確認や打ち合わせをしてきましたが、
その他は、メールや電話・Faxで相談を重ねました。
(建っている祠の大きさ、観音様の大きさ、図面や作り方・・・等)
トラックに乗るサイズということで、こちらの工場で造り、トラックで運び、
クレーンで降ろし設置するという形をとりました。
土台(基壇)も崩れかかっていたので、造り替えということになりましたが、
基壇は大きさを相談して、お客様の方で現地の業者さんに頼んでください
ました。 祠にあうようにという自治会と観音講の方の配慮もあり、御影石と
なりました。 基壇の大きさは、1,200mm×1,200mmです。
祠と基壇は、設置時に穴を開け、ボルトで固定しました。
今まで建っていた祠の大きさと観音様がおさまるサイズ、造り方、ご予算、
バランスを考え、お客様と相談し、この形になりました。
以前のものは瓦屋根でしたが、今回はてりをつけることもあり、銅板葺きに
しました。
今回制作したデザインだけでなく、観音様や御神体、設置場所に合わせ、
ご予算に応じお造りいたします。 小さめサイズはこちらで造ってお届け、
大きいものだと材料を用意し、現地に 出張して制作になります。
他、神社・仏閣、鳥居の修理・補修、木のかろうとう、観音堂、仏壇等 承っています。